松本のスピード

5月の終わり頃に長野県にある松本へ。たぶん2年ぶりぐらい。

松本の駅前に広がるちょっと古くて魅力的な街。街が持つさらりとした空気感。新しい店ができ、いつもの店が開き、久しぶりに行った店の雰囲気が変わっていて、ひとつの店が暖簾を下ろす。町の動きが早すぎることなく、一つひとつの行いが、無理なく理解できる。息切れをするようなスピードではなく、立ち止まって深呼吸できるようなスピード。

社会からみると、そのスピードは遅すぎて衰退していると言われてしまうかもしれないけれど、街が移り変わっていくスピードが心地いい。

無駄に古いものを壊して新しいものを建てず、必要な所だけ直して街と調和させる。キヲクの変化に大きなズレをつくらない。街のカヲリを残していく。洗練させすぎてしまうと、失ってしまうものも多いから。

雄大な山々に囲まれた松本の街がもつ空気感に浸っていると、ゆりかごの中にいるようで、自分がダメ人間になってしまうような感覚さえ覚える。駅から離れて郊外に出てしまうと街は一変してしまうけれど、少なくとも街中はそう思う。

六九クラフトストリート「洗練と素朴」
mm(ミリメートル)
kuranimal(クラニマル)
栞日
amijok
田園ベーカリー
クラフトフェアまつもと
城山公園
etc…

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