田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

ずっと読んでみたいと思っていたまま本屋で目にする事がなかった渡邉格さんの「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」。偶然見つけた瞬間に手に取ってしまった。

渡邉さんがパン屋を目指すきっかけから、修業時代、千葉でのタルマーリー開業時代、現在の勝山での移転時代の「人生の軸」を、マルクスの資本論と菌(発酵と腐る)の視点で書かれた本。経済と菌の話が繋がるところがミソであり、パンの話はほぼ出てこない。笑。

文章の中で多く出てくる言葉の1つに「働き方」があった。

現在の資本主義経済では商品を安くすることで労働力が安くなる連鎖が続き、商品と労働力の質の低下がとまらない。労働者が労働力を売るのではなく、自らの生産手段で小商いをすること。パン屋さんは生産者とお客さんの両方につながりをもつ。技術と感性を磨いた生産者が作った原材料を仕入れ、商品を丁寧につくり、高い価値の商品を人にきちんと届けること。

建築設計事務所も職人とお客さんの両方につながりをもつ仕事。どのような働き方ができるのか深く考えたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です