事務所の標識にウッドフレームがつくことになりました。ウッドフレームの製作をしていただいたのは、LØKKE furnitureの石川さん。美殿町つくる市でお会いしたのがきっかけであり、偶然書店で気になって手に取った本「家がおしえてくれること」に石川さんの住まい方が掲載されていたことも今思えば大きかったかもしれない。
この半年ぐらいの間に多くの家具職人さんの仕事や作家さんの作品を見て触って、感じられるように動いてきたつもり。それぞれに個性があり、モノ自体がエネルギーを放っていたり、安心感を与えてくれたりと、奥が深い世界観を感じさせてくれた。
石川さんのウッドフレームもまた少し違う。
僕にとっては心地がよい距離感と雰囲気を持っている。主張し過ぎず、優しくて、スッと佇んでいてくれる。キレイなラウンドをしたディテールに細めのフレームが、線が細い事務所空間に馴染んでいると思っている。
これからも大事にしていきたい。
※カメラの反射を防ぐためにアクリル板を外しています。