岩波新書から出ているデザイナー原研哉氏の書籍、日本のデザイン。
世界から見た日本のデザインの見え方やとらわれ方、意味などを
さまざまな視点で1つ1つ書かれている。
そのような感覚や雰囲気は常日頃から感じていても、
文字としてしっかりと書かれると腑に落ちる度合いも大きかった。
その中で、
シンプルと簡素の違い。
シンプルは複雑なものを整理したものであり、
簡素は初めから何もないということ。
日本ならではの美意識は”簡素”であり、
何もないことで空間をつくる。シツラエもしかり。
曖昧であった”シンプル=日本美?”がスッキリと整理された瞬間だった。