もう秋

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仕事場の窓を開けてすぐのところにある植物に住人がいます。ちょっと大きめなバッタ。本当は2匹住んでいるけれど、今日は1匹お出かけしているらしい。ジャンプした姿はほとんどみたことがなくて、いつも一点を見つめてジッとしている。真夏の頃からこの場所に住んでいて、台風の日はどこかに避難していたみたい。

小さい頃はバッタというと、いつもピョンピョン跳びはねていて、いろんなところで草を食べているイメージがあったけれど、このバッタたちを毎日見ていると、生活範囲は半径数メートルぐらいと本当に狭い。人の暮らしではなくて、虫の暮らしがどのくらいのスペースで成り立っているのか知ることって意外に面白い。

そんなバッタたちも綺麗な黄緑色をしていた体が薄深緑色になり、黒い斑点も増えてきていて、季節が夏から秋に変わっていっていることを実感する。

そういえば、いつも行く公園もすっかり雰囲気は秋だった。

地面には落ち葉が埋め尽くすようになり、ふと上を見上げると、枯れかけた葉っぱの間に蜘蛛の巣が目立つようになり、木の実も落ちるばかりの状態のよう。

もう秋。衣替えの準備をしよう。

2016-09-16-17-36-16

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