[sketch #6]傘の家

傘の家

[スケッチ #6]傘の家

梅雨に入り雨が降ったり、曇りの日が続いたり、日中が真夏のように暑かったり、朝晩は少しだけ涼しかったり、そんな日々が続いているように思う。春から夏に移りかわる瞬間の中で季節がゴネているようだ。

外出時に安定しない天気に必需品の傘を持ち歩き、傘を広げれば薄い布1枚で雨から身体を守ってくれる。ふと思い出すと、その感覚は小さな子どもの頃の方が敏感で、空から大雨が傘に落ちてきて必至に傘を両手で持って歩いた記憶もある。雨粒の音が大きくてなんとなく不安ながらも傘の柄の部分を信頼して身を守っている感覚があったなと思う。

傘に手で持つ柄の部分(棒)と布の部分ががあるように、家にも大黒柱と屋根がある。家の中心に見た目にも身も心も委ねることができる、太くてしっかりとした大黒柱が屋根まで伸びていて、柱の先端から360度にわたり屋根がかかる。傘の中にいるような包まれる安心感が味わえたらいい。

決して明るくない室内の中で、夏になる前の心地よい季節を床の上でゴロゴロ転がりながら昼寝をするのもいいなと勝手に思っている。

-お願い-
この建物は「こんな家があってもいいな」という考えのもとにササッとスケッチしたものになります。そのため、実際に建築されたものではなく、架空の敷地に計画をした建物になります。ご了承ください。

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