濱田英明写真展“HARU AND MINA”

BOOKSANDPRINTS

今まで濱田英明さんの写真を見てきて日の当たる時間に直接会いたいと思い、写真展“HARU AND MINA”が行われている浜松のBOOKS AND PRINTSへ。

今回の写真展“HARU AND MINA”は濱田さんご自身のお子さんがテーマ。ハルくんは小学校3年生の9歳で格好つけ、ミナくんは小学校1年生の7歳でおバカキャラ。生まれてから撮り続けてきた最近の写真を書籍化している。(濱田さんのカメラはPENTAX67)

濱田さんの写真を見る度に自然で空気のような吸い込まれる感覚を味わっている。

展示会では濱田さんがいろいろ語ってくれた。

濱田さんの撮る写真のポイントは「長生きするか」「ストーリーがあるか」「被写体を愛しているか」の3つ。1つでも欠けてしまえば、自分自身が撮らなくてもいい写真になってしまう感覚。書籍“HARU AND MINA”では、子どもの成長記録を撮るパパから、みんなと共有できる写真(パブリックな写真)を撮る写真家へと立ち位置を確立されている。

元デザイナーである濱田さんが趣味で撮っていた子どもの写真をFlickrにアップしたことから海外で火が付き、台湾のギャラリーで個展、KINFOLKのフォトグラファーとして活動したことで知名度が広がり今に至る。とても今風な経歴がまた面白い。

10年後、写真を撮り続けているかは分からないと語り、計算よりも出会いの感度を上げて地図を持たない人生を楽しむ。

写真が生まれるバックグラウンドを伺って、作為や形だけの意味、アクなどを持たない写真が表現される訳が少しだけ分かった気がした。

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