歩きながら考える
歩きながら考えるの7冊目のテーマは「準備」。大それた準備ではなく、いつか来るであろうその日、その時のために、小さな気づきやチャレンジ、ちょっとした行いや感じたことを少しずつストックしてゆくこと。そんな毎日の中から滲み出たエッセンスが明日に繋がってゆく・・・立場の違うさまざまな人のインタビューで再度実感させられる。
PERMANENT 6号
人が美味しく鶏肉をいただくまでの過程を記録した特集。一般的な映像や紙面では載せられることのない生きている鶏を捌くシーンは命をいただくことの意味を語りかけてくれる。また、その鶏をどのように料理をしたら美味しく余すことなく食すことができるのか、料理の方法も丁寧に表現されている。食すところまでが1つの物語。
今号のPERMANENTは今までよりも、分かりやすく、より強いメッセージが込められているように感じた。
Studio Journal knock:PORTLAND
最近多くの雑誌で取り上げられているアメリカ・オレゴン州のポートランド。1年ほど前に著者の西山さんが表層ではなくポートランドに住みながら人と出会い、記録をしたのが本号。その中で一番気になるところはアートや文化的スモールビジネスの拠点イェール・ユニオン。分野の違う小さな起業者がいい刺激を与えながら成長してゆく場があることや、その過程は魅力的に感じられる。
日本ではなくアメリカ国内であってもアート活動だけでは生計が立てられないことを知る。アート活動とアート活動を阻害しない仕事の両立をしている人の姿に大きなエネルギーを感じる。