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東日本大震災後の福島県の中心に位置する広大な土地利用について、福島で暮らし続けていくために必要と考えられる要素として「共に暮らす」、「儲けられる仕組み」、「余白を残す土地活用」の3つを上げ、提案をしました。
震災により家族を失いながらも福島で暮らしていきたい老若男女や動物が集まり生活できる空間をつくることで、孤独な状態を避け、県外への避難生活や仮設住宅での生活からの脱却を目指します。
土地の近くには温泉を持つ旅館や近くには高速道路のIC、サービスエリアにはスマートインターチェンジがあるなど立地がよいことから、旅館に宿泊する客、緑豊かで辺りに広がる山々のツーリング客に対して、福島のおいしい食を提案する。
丁寧に魅力を伝えリピーターを徐々に増やすことを目的とすると共に、地域住民との繋がりを考慮し、地元のイベントには積極的に参加したい。また、店への招待や小さなイベントを定期的に開催し交流を深める。
生活者が生活してゆける仕事の場をつくり、郊外からの客を呼び込むことで、経済的に自立できる力を付けることが重要と考える。
広大な土地の多くは手を付けず、開発は最小限にとどめておきたい。現在はイベントなどを行う際の場所として活用し、将来的に生活者が自ら考えた活動を行えるスペースとして余白を残す。
震災より日数が経っていない現在の考えだけですべてを作り込まず、未来へ託すことも大切と考えたい。