YouTube用の撮影スタジオがある家

子どもにも大人気となっているYoutuber(ユーチューバー)という仕事。日本にユーチューブを生業とする人が住むにはどんな家がいいんだろう・・・Youtuberが日本によくある住宅地で家族と一緒に幸せな生活ができる家を考えてみることにした。

道路に対して敷地の間口は10m、奥行は14mの45坪程度の敷地に2階建ての家。道路と家の間には車を1台分駐車できる場所があり、お客さんが来たときに庭を駐車場として活用できるように場所を確保しておく。車が重要な移動手段でもある地方では、利便性はできるだけ犠牲にしたくない。

庭を通り抜けたところにあるアプローチを数段上り、玄関ドアをガラリと開けると目の前には2階へと続く階段が目に入ってくる。玄関を開けるガチャンという扉の音は1階にも2階にも響きわたり、どこにいても家族が帰ってきたことを知らせてくれる。

階段を上がらずに廊下を見渡すと道路側にYoutube用の撮影スタジオがあり、仕事の打ち合わせを行ったとしても家族に影響を与えないように心がけたい。トイレをスタジオからすぐの位置に計画したのもそのためだ。敷地の奥側に洗面や浴室などの水回りと寝室があり、階段を上るとリビングやダイニング、キッチンなどの家族のスペースと子ども室という計画となる。

2階にあるリビングやダイニング、キッチンからは、見晴らしも良く、窓からの景色もいい。太陽の光を遮るものも少なく、広々とした気持ちがいい生活をおくることができると思う。

Youtubeの撮影スタジオはシンプルにスタジオ、編集室、収納庫の3つで構成されている。

スタジオにある白くて大きな壁面は照明器具を利用した撮影を行え、庭へと続く大きな掃き出し窓の近くで撮影を行うと太陽光を利用した映像を撮ることもできる。庭でバーベキューをしながらスタジオを食事スペースとして活用することで一体的な利用もできるかもしれない。いろいろなシーンが撮れることで映像の幅を広げたい。

映像編集の編集にはパソコンが不可欠。ノートパソコン1つで動画編集を行うこともできるけれど、効率を考えると大きなデスクトップパソコンが欠かせない。スタジオにパソコンがあるとパソコンやケーブルがカメラに映り込んでしまい、映像のクオリティを下げてしまう恐れもある。編集室はそんな可能性を下げてくれると思う。

収納庫も編集室と同じだ。スタジオに物が散らからないようにするための場所。Youtuberの必須アイテムと言えるカメラやレンズ、アクションカム、三脚、ジンバル、メディアカード、モバイルバッテリー、数多くのケーブル類など、数え切れないほどの機器が存在する。そんな物たちを収納しておける場所がやっぱり欲しい。

家に仕事場や書斎をつくるようにYoutube用の撮影スタジオをつくる家が増えてもいいなと思う。