[sketch #3]小さな離れの図書館を持つ家

小さな離れの図書館を持つ家

[スケッチ #3]小さな離れの図書館を持つ家

自分自身の本棚を見て思うことがある。1年間に本を何万円分と購入し、目に見える本棚にたくさんの本が並び、普段目に見えない本棚にも本が並び、さらに目の届かないような本棚にも本が並ぶ。何年かに1度しか整理されない本は結果的に増え続けてしまう。購入する本をセーブしてこれのため、欲のままに本を購入していたら危険だ。

電子書籍が増え続ける中でも本屋さんへ行くと、たくさんの人が本を立ち読みをし購入する。多くの方の本の利活用術はわからないけれど、最終的に倉庫へ行ってしまうのであれば、日の当たる場所に置いておけたらいいなという考えのもと、単純に1つの家を考えてみた。

家と同じ敷地内に12畳程度の小さな平屋建ての建物。扉を開ければコートや大きなカバンを置いておける場所、そこを抜けると本に埋もれるような小さな空間がある。小さな水回りでコーヒーや軽食を食べることもできれば、最低限の大きさのトイレと収納もあったら便利かなと思う。

本が好きな方であれば、早朝に入口のドアを開けてしまえば昼食を食べに歩いて数歩のところにある家に帰るだけで、それ以外は小さな本小屋にこもってしまうかもしれない。

この場所にある本はご主人が偶然いるときであれば、近所の人が読みにきたり、学生が訪ねてきたり、新しいコミュニティの場になったりするかもしれない。住宅地の中にこんな場所があってもいいんじゃないのかなとも思う。

きっと近くに住むおじいちゃん、おばあちゃんの散歩も楽しくなると思うし、学術的なしゃべり場としても機能するのでは?とも考える。

-お願い-
この建物は「こんな家があってもいいな」という考えのもとにササッとスケッチしたものになります。そのため、実際に建築されたものではなく、架空の敷地に計画をした建物になります。ご了承ください。

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